何かと話題の新東名高速道路・岡崎サービスエリア(sa)に、またチェックしておきたい名物ができた。
それがパンのトラ岡崎店の限定パンだ。
パンのトラとは、愛知県に数店展開するパン屋で、岡崎のほか、安城市、半田市、名古屋市天白区八事に店舗がある。
(2016年12月現在)
しかも安城店を除く店舗には、それぞれ限定パンというものがあり、遠方から足を運ぶ人も多い。
特に新東名高速道路のサービスエリアである、ネオパーサ岡崎店のパンのトラ岡崎店には、一番多くの限定パンが存在する。
今回は、そんなパンのトラ岡崎店の限定パンをチェックしてみようと思う。
パンのトラ岡崎店の営業時間は6:00~20:00、しかも年中無休。
いつも混んでいるので、今回は午前7:00くらいに行ってみた。
ではそれぞれどんなパンなのかチェックしてみたいと思うが、その前に岡崎店の様子を少し紹介してみたいと思う。
sa内で食べていく場合
岡崎サ-ビスエリアで食べていく場合、フリーのイートインを利用すると良いだろう。
写真はすごく空いている様に見えるが、これは午前7:00くらいの様子なので、土日祝日のランチ時には混雑していて、席も空いているかどうか分からないので、早めに席を確保しておこう。
また小さなお子さん連れの方は、低いテーブルが用意されている、ファミリーエリアを利用すると良いだろう。
ここならパンも安心して食べる事ができると思う。
パンのトラ岡崎店のひとつ残念なところは、多店舗には当たり前にある無料コ-ヒ-サービスが無いという点。
私も個人的には、パンを食べる時にはコ-ヒ-が合うと思うのだが、岡崎店にはそれが無い。
なので、同じサ-ビスエリア内にあるコンビニのコ-ヒ-を別で用意してみた。セブンイレブンならコ-ヒ-のレギュラーサイズが1杯100だ。
では、いよいよ肝心のパンをチェックしてみよう!
ちなみに岡崎店の限定パンは次の4種類だ。
・岡崎おうはんクリームパン
・八丁味噌のカレーパン
・八丁味噌カツサンド
・三州三河みりん食パン
どれも特徴があるパンだ。
岡崎おうはんクリームパン
皮に岡崎の高級地鶏の『岡崎おうはん』の卵を使用しており、卵黄の深い香りが特徴の岡崎おうはんクリームパン。
毎朝店で炊き上げたカスタードクリームがたっぷり入っており、外観は卵の形をイメージしたものだ。
お値段は230円
また外観はパリッと焼きあがっており、商品をトレーに入れる際に少し触っただけでヒビが入るくらいのパリッと感には驚いた。
そしてクリーム。なるほど、ほんのり卵黄の香りがする。
クリームも毎朝炊きあげているだけあって、かなりドロっとしており柔らかく、なおかつコクがある。
コンビニ等のクリームパンに比べると、このクリームの柔らかさと、生地のパリッと感がかなり特徴的で、他に類を見ないクリームパンに仕上がっている。
八丁味噌のカレーパン
岡崎市の老舗の味噌蔵である、八丁(はっちょう)味噌を使用したカレーパン。
岡崎市を含む愛知県は、昔から赤味噌(豆味噌)がよく食べられており、味噌汁も赤いのが特徴だ。
その味噌を入れたカレーパンなのだ。お値段は190円。
ちなみに赤味噌なら何でも八丁味噌と呼べる訳ではない。
かつて岡崎城から西へ八町(約900m)のところにあった、八丁村で作られた味噌のみを八丁味噌と呼べるのである。
現在はカクキュー、そしてまるやの2つの味噌蔵で作られた味噌だけが八丁味噌と呼べる訳で、岡崎のブランド味噌としても有名だ。
ちなみにこれら八丁味噌の蔵は、一般の工場見学も行われており、私も以前、見学に行った時のレビューをこのブログにアップしてあるので、参考にしてもらいたい。
>>試食、お土産も無料!岡崎市まるや八丁味噌の工場見学に行ってみた感想
味噌とカレーなんて相性良いのか?と思う方もいるかもしれないが、これがかなりマッチする味なのだ。
名古屋市を含む愛知県では、この赤味噌がいろんな料理に隠し味として使用されることも多く、料理のコクが増す事がよく知られている。
またこの八丁味噌カレーパンには、大きめの肉がゴロっと入っており、食べ応えがあった。
八丁味噌カツサンド
そして八丁味噌を使ったパンがもうひとつある。それがこの八丁味噌カツサンドだ。
名古屋めしとしても有名な味噌カツのサンドイッチというところか。お値段は390円。
中身は至ってシンプルで、パン、味噌カツ、目玉焼きの3種類だ。
味噌カツパンというので、パンと味噌カツだけかと思っていたら、なんとアクセントの目玉焼きが入っており、これがまた味噌カツに良く合うのだ。
ただ写真を見てもらうとわかるとおり、ぶ厚く食べ辛いというデメリットもあるが、パン、味噌カツ、目玉焼きの三味一体の美味しさを味わうべく、かぶりついて食べるのがオススメだ。
という事で、これらが新東名高速道路岡崎saの中にある、パンのトラ岡崎店の限定パンだ。
私が印象的だったのは、岡崎おうはんクリ-ムパンのパリっと感と、八丁味噌を使用したという地元の特徴を活かした発想がすごいと思った。
ところで実は今回、食べる事ができなかったパンが1種類だけある。それが三州三河みりん食パンだ。
この三州三河みりん食パンも、地元のみりんを使用しているパンなのだが、焼きあがり次第の販売で、なおかつ普通の食パンと違い、予約を受け付けていない食パンなのだ。
つまり焼きあがるのを待ち、並んで買うしかないというレベルの高い逸品だ。
今回はレビューできなかったが、この楽しみは次回にとっておくことにしようか。