愛知県豊明市(とよあけし)で初夏の風物詩ともいえる桶狭間古戦場祭りが開催される。
令和元年、2019年の今年の開催は6月1(土)、2(日)。
これはかつて織田信長と今川義元が戦った桶狭間合戦ゆかりの地である、愛知県豊明市で行われる歴史祭りで、戦没者の供養祭として始まった祭りだが、現在では一般公募の武者行列や合戦再現劇も人気の祭りになっている。
【古戦場となった場所で行われる歴史祭り】
祭りが行われる豊明市の高徳院は、かつて今川義元が本陣を置いたといわれている場所で、すぐ近くに義元が討たれたといわれる場所もある。
つまり周辺はかつての古戦場という事で、史跡もたくさんあるのだが、現在では名古屋市の隣りの閑静な住宅地となっている。
この高徳院を中心に武者行列をはじめとする様々なイベントが行われるのだ。
武者行列の武者は、なんと一般公募で選ばれた人たちで、豊明市民だけではなく、全国から募集された人達だ。
私も始め見た時は目疑ったが、とても素人とは思えず迫力がある行列だった。
大人の行列もあれば、子供武者も練り歩く。そして姫隊やブラスバンドなど、道路を封鎖して行われるのでかなり本格的だ。
行列が向かう先は豊明市の高徳院という寺。
そしてゴール会場となっている高徳院では、行列が到着次第、合戦再現劇が行われる。
これは現地のスタッフに聞いた話だが、この合戦再現劇は武者や姫の方たちが、前日のリハ-サルで練習して本番に披露するそうで、見ていて少しのギクシャク感はあるものの、一般人の寸劇にしては上出来だと思った。
クライマックスは今川義元が討たれる場面だが、この寸劇を見にくる観客が多い事に毎年驚く。
桶狭間の戦いといえば、よくNHKなどで特集を組んだり、また本もよく出版される。それだけ日本史でも関心が高い出来事ということが、ゆかりの祭りを見てみるとわかる気がした。
毎年、6月の第一土曜、日曜日の2日に行われている。武者行列と寸劇は日曜日のメインの日だ。
令和元年、2019年の今年の開催は6月1(土)、2(日)。
あなたも会場に足を運んでみてはいかがだろうか?