愛知県安城市に地元のソウルフードといわれている、北京飯(ぺきんはん)発祥の店がある。それが三河安城本町にある北京本店だ。
(北京飯の読みは ぺきんはん)
■北京本店の住所■
安城市三河安城本町2丁目4-1
以前からTVや雑誌で知ってはいたのだが、なかなか安城市まで来る機会がなかった。しかし実際に来てみると、JRと新幹線の三河安城駅から徒歩5分ほどの駅前だったので驚いた。
ちなみにランチの営業時間は午前11時~午後2時だ。
また駐車場は店の敷地内にあるのだが、駐車できる台数は約15台ほどで常に満車の状態だった。
では安城市のソウルフード・北京飯とはどんなものか?早速レビューしてみよう!
子供でも安心の理由
これが店内。テーブル席と座敷がある。また店内は禁煙になっている。
子供用の椅子もテーブル席に備え付けられるようになっているタイプもあるし、バンブータイプのものもある。座敷以外でも座ることができるので、これも店主の気遣いなのだろう。
また子供用の取り皿も注文すると運んでくれる。
どのランチが良いのか?
ではランチメニューを見てみよう。いくつか種類があるのだが、今回私が挑戦してみたのはお値打ちランチ(730円:税込み)と、王道ランチ(850円:税込み)だ。
また名物の北京飯は、いくつかの種類があり、好みによって食べることができる。例えば肉をガッツリ食べたい時はDX北京飯(700円:税込み)を注文すれば良いし、ふわふわの卵が好きな方は割増し卵の厚卵北京飯(650円税込み)をオーダーしよう。
まずはお値打ちランチ(730円:税込み)。北京飯のほか、棒棒鶏(バンバンジー)、卵スープ、もやしの小皿がある。
ではメインの北京飯。北京飯とは簡単に言うと、豚肉の唐揚げを御飯に乗せ、卵で包んだ丼の事だ。その卵がこれ。
生ではなく、硬くもなく、ちょうど半熟の状態の卵が丼全体を覆いつくしている。
そして豚の唐揚げ。これは3枚入っていた。良い意味で食べやすい薄さになっており、サクサクした食感が特徴だった。
そして王道ランチ(850円:税込み)。北京飯と醬油ラーメンがセットになっている炭水化物の王道コンビ。醬油ラーメンはアッサリしており、これといった特徴は無かった。
ハーフサイズなので、女性でも食べることができるボリュームになっている。逆に男性は少し物足りない量かもしれない。
北京本店は北京飯だけが名物ではない。実は台湾ラーメンもファンがいるくらいの逸品なのだ。
台湾ラーメンといえば、名古屋市の今池に本店がある味仙が有名だが、味仙ほどの辛さはなく、食べやすい辛さになっている。
しかし北京本店の台湾ラーメンの特徴はニンニクの量だ。スープの下にニンニク片がいくつも沈んでおり、匂いが気にならないくらいニンニク好きの人にはオススメ。これも北京飯とセットで食べてみるのはどうだろうか。
私の感想
私の北京飯の感想だが、今まで食べたことが無いセンスの食事で、正直、満足がいくものだった。場所的にも分かりやすく、三河安城駅にも近いので、リピーターも多いというのも納得ができる。
ただ個人的に思ったのは客の多さだ。
平日でも並ぶと聞いたので、金曜日の午前10時50分に行ったのだが、その時にはすでにウェイティングボ-ド(名前を書く名簿みたいな紙)に4組の名前があった。
そして開店と同時に案内されたのだが、開店後13分で店内は満席で、後は外で待つ客であふれるという状態だったのだ。
また駐車場も10台ちょっとしかないので、近隣の有料パーキングに駐車して来場する客もいるという。
以上の体験から、私の北京本店のオススメの来店タイミングだが、開店時間10分まえくらいに来てウェイティングボ-ドに名前を書き、10分ほど並ぶのが良いと思った。
その理由は、開店後に並ぶとなると30分以上~というのもザラだからだ。
あともうひとつ、北京本店には優先的に案内してくれるファストパスというものがある。
このファストパスとは簡単に言うと、1,000円を払うと3回まで優先的に席に案内してくれ、4回目は無料で席案内のサービスを受けることができるというシステムだ。
ここで1,000円という料金の価値が問われると思うが、並ぶ時間がもったいないビジネスマンや食事後に予定がある人は、お金で時間を買うという感覚で利用しても良いのではないだろうか?
ともあれ人気の北京本店ではあるが、味も実力も納得できるものなので、安城市に来た時は是非チェックしてみてほしい。