愛知県刈谷市に二郎系ラーメンで有名な店がある。それが麺家しずる刈谷逢妻店だ。
刈谷市にはここのほかもうひとつ店舗があるが、今回は刈谷逢妻店に行ってみた。
まずは店内。麺家しずる刈谷逢妻店の開店時間は平日午前11だが、私が訪れたのは11時7分。開店後7分ですでに4名ほどの客がいた。
注文システムは券売機。牛めしの松屋みたいなものだ。ただここで注意する点は初めての場合、この券売機の前で混乱する。その理由は似たようなメニューがたくさんあり、トッピングや大盛、ミニ盛りなど細かなカスタマイズができるからだ。
そこで私のオススメは、迷ったら普通のラーメンの普通盛りを注文する事だ。なぜかというと、普通のラーメンでも野菜、にんにくの量、そして麺の硬さも選べるから十分に美味しい。
麺家しずる刈谷逢妻店には、子供用の椅子が2つある。テーブル席が無いので、小さな子供連れは少し不便に思えるが、この椅子はカウンター席に置くことができるので、小さな子供がいる家庭は重宝できると思う。
そしてオーダーしてから約10分。これが普通のラーメンだ。野菜とにんにくは1段階多い【マシ】にしてみた。麺の硬さは普通。これで750円だ。
まずはスープ。背脂が浮いているので、コッテリ系のスープかと思いきや、意外にあっさりしている。
こちらはチャーシュー。50グラムのチャーシューが2枚も乗っており、箸で持つとズシリと重い。どのタイミングで食べるか悩む逸品だ。
そしてニンニク。よくある市販のすりおろしニンニクではなく、生のニンニクを刻んでいるみたいでシャキシャキとした歯ごたえと強烈な香りが賛否を呼ぶのだろ。
もちろんオーダー時にニンニク抜きにもできる。
そして野菜はキャベツともやし。このもやしの壁と取り払わないと麺にたどり着くことができない。かなり深く沈んでいる。
そしてたどり着いた麺。麺家しずるの麺は太麺で固め。この麺の硬さは注文時に硬め、普通、柔らかめの3タイプを選ぶことができる。
私がふと思ったのは、先ほど子供イスを紹介したが、小さなお子さんに食べさせたい場合、柔らかめにしてもらった方が良いだろう。その理由は、柔らかい方が小さい子供には食べやすいからだ。
逆に言えば、それだけ歯ごたえがある麺なのだ。
そしてご飯モノを食べたい人にオススメなのがこれ。しずる飯。ミニ盛りで350円だ。御飯の上にニンニク、ミンチ、キムチ、生卵が乗っている。
食べ方は自由だが、私のオススメの方法はまず、中央に鎮座している生卵を箸で溶かして流し込み、後は混ぜて食べる方法。
なぜこの食べ方が良いのかというと、卵のまろやかさが飯全体を包み込み、においや辛さを和らげてくれるからだ。
そして麺家しずる唯一のおかずといえるのが、この唐揚げ。1つ90円。
でも麺家しずるの唐揚げは注意したい点が2つある。それが大きさと提供の遅さだ。
まず大きさはコンビニで販売されているフライドチキンを同じくらいなのだが、厚さは1.5倍くらいあるので、正直、普通の人なら1枚で十分だと思う。
そしてキツイのが提供の遅さ。結果から言うと、普通の人なら唐揚げが出てくる前にラーメンを汁まで飲み干してしまうくらいに遅い。
ぶ厚いので火が通るのが遅いのかもしれないが、ラーメンと一緒に食べることは夢なのかというくらいに思いのだ。
私が入店した時、唐揚げがが出てくるのが遅すぎたのか、注文した客が怒って帰ってしまい、店長らしき人が追いかけていったというハプニングもあった。
なので麺家しずるで唐揚げがを注文する時は注意が必要だ。
さて、全体的な私の感想だが、ラーメン好きの人が、今日はガッツリラーメンを食したい!と思う時にオススメの店だと思った。その理由は、ラーメンに特化した炭水化物しかない店でもあるからだ。
逆に子供連れやゆっくりした雰囲気で食事を楽しみたい人にはオススメできない。その理由は子供イスはあるにはあるのだが、客の回転も多く、オーダーした商品がくるのも遅く、雰囲気も慌ただしいからだ。
店によって多少違うと思うが、この辺は注意しておきたい麺家しずるだ。