名古屋めしにひつまぶしというものがある。
うなぎを小さく刻んだものをごはんに乗せて食べるものだが、食べ方もあり、名古屋人の中では、うな重やうな丼とは違う食べ物だ。
そのひつまぶしの中でも元祖といわれるのが、熱田区にある、あつた蓬莱軒(ほうらいけん)のひつまぶし。
名古屋で初詣人気NO.1の熱田神宮の近くにある店だ。
いつもスゴイ人気なので、今回本店に名物のひつまぶしを食べに行ってみた!
【あつた蓬莱軒のアクセス】
あつた蓬莱軒の行き方について。
まず地下鉄のアクセスだが、名古屋駅、金山駅から地下鉄でアクセスする場合、名城線伝馬町駅を目指そう。
そして伝馬町駅の4番出口から国道1号線沿いに歩き、歩道橋を渡ってすぐを左に曲がり、まっすぐ歩けば蓬莱軒本店の蓬莱陣屋に着く。
念のために住所と地図を貼っておくので参考にしてほしい。
あつた蓬莱軒本店の住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
あつた蓬莱軒の営業時間と定休日について。
【営業時間】
11時30分~=14時(受付終了)
【定休日】
毎週水曜日(ただし祝祭日の場合は営業)
では、営業開始は11時30分という事なので、11時15分に行ってみたら…
ええ?!
すでにこの行列!まだ開店15分前というのに。
あつた蓬莱軒は、行列のできる店として有名なだけあって、店側もよくわかっている。順番に席が空く時間を決め、客に手渡すというシステムがあるのだ。
つまりここで席の予約。
何時に席が空くかを予測し、その時間に店に帰っえくればOK。
ちなみに私の場合、待ち時間は30分だったので、熱田神宮に参拝して帰ってきたらちょうど30分という時間だった。
これが渡された番号。
熱田神宮参拝後、これをもっていざ店へGO!
時間となり、店に入って番号札を渡すと和室に通された。
庭も見事だ。
蓬莱軒はもともと料亭なので、食堂と違って場の演出という+αという要素がある。
客席から見える中庭もそのうちのひとつなのだろう。
さて、まずは注文。
蓬莱軒を訪れた客のほとんどが、ひつまぶしを注文するそうだ。
そのひつまぶしも以外に知られていないのが一半ひつまぶしという、ごはん・うなぎ共に大盛りのもの。
でもそれって、¥5,100もするんですけどw
ランチに¥5,100ってw
ちなみにお吸い物は、+¥250で肝吸いに変更できます。
そして待つこと約30分。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
待望のあつた蓬莱軒のひつまぶしだ!!
ひつまぶし本体のほか、薬味、吸い物、そして御出汁がある。
では早速、ひつまぶしから行ってみよう!
え?なぜイキナリ主役からだって?
じつはひつまぶしには食べ方というものがあり、そのためイキナリ主役からなのだ。
まず感想なのだが、口に運んだ瞬間、『揚げ物か?』と思うパリッと感が出る!
これこそ蓬莱軒のひつまぶしの特徴である、うなぎの食感。
つまりうなぎの脂に火を入れているため、揚げ物みたいに表面がパリッとしており、中はふっくらなのだ。
そしてアクセントの御新香。
料理のワキ役として思われがちの御新香だが、口の中をリセットするという役割もある。
なぜ口の中をリセットする必要があるのか?
それは次からのひつまぶしの3段の食べ方があるからだ!
【ひつまぶしの食べ方 その1】
まずはそのままノ-マルで楽しむべし。
【ひつまぶしの食べ方 その2】
次にひつまぶしに「薬味を添えて食べてみる。
こうすることによって、薬味がうなぎの味や香りを違った形で楽しむ事ができるし、またアクセントにもなるからだ。
【ひつまぶしの食べ方 その3】
そして最後は付いてくる御出汁を入れて、お茶漬けにして食べる。
こうすることによって、ご飯粒の最後の1粒まで堪能することができる。
ちなみにこの御出汁は店によって異なり、御出汁の味でひつまぶしの〆の味が決まると言ってよいだろう。
さて、私の感想だが、あつた蓬莱軒のひつまぶしは、名古屋めしファンはもちろん、名古屋のご当地グルメを楽しみたい方にオススメの逸品だ。
その理由は、やはり焼き方と演出だ。
蓬莱軒のひつまぶしは、まず最初からご飯を見せない。
容器にも工夫があると思うが、そもそもうなぎまみれという視覚的満足度を上げたかったのでもあるだろう。
そして焼き方。
繰り返しになるが、揚げ物を想わせるほど、うなぎの脂を焼いて香ばしく、そしてパリッと仕上げている仕事に脱帽。
やはり並んでも食べたい店だと思った。
【近くに神宮店という支店も】
蓬莱軒本店の近くに、本店よりも熱田神宮に近い神宮店という支店もある。ここも同じくらい人気の店だが、より熱田神宮参拝をセットにしやすい支店なので、ここもチェックしてみるのも良いだろう。
あつた蓬莱軒神宮支店の住所:愛知県名古屋市熱田区神宮2丁目10−26