あなたはトンカツは好きなのだろうか?
私は大好きだ。
ただ、豚肉に衣を付け油で揚げているだけの料理なおだが、店によって味は変わってくる。つまり当たりハズレの差が大きい。
そこで、とんかつを食べる時に失敗したくない!という人にオススメなのが、かつ時だ。
かつ時はチェ-ン店なのだが、今回は新店オ-プンということで、かつ時安城店(あんじょうてん)に来てみた。仕事の出張で三河地区に行くことになったので、願ってもないタイミングだ。
かつ時のランチは曜日によってメニューが変わり、日曜日を除く毎日に日替わりランチがある。では、そのランチのシステムを紹介しよう。
まずランチを選んだら、
(1)ロースかつの大きさを100g、150gから選ぶ。
次にごはんの種類を
(2)白ごはん、麦ごはんから選ぶ。
そして最後に汁物を
(3)あさり汁、のり汁、とん汁(+100円)から選ぶようになっている。
この日は月曜日だったので、ロ-スカツとエビフライのランチ。それを100gで、麦ごはん、とん汁で選んでみた。
ではオ-ダ-した品が来るまでテーブルをチェックしてみよう。テーブルには様々な調味料が置かれている。それがゆかり、塩、からし、七味、醤油などだ。
これらの調味料が置いてあるという事は、素材の良さに自信があるということ。
またソ-スも2種類あって、。辛口と甘口から選ぶ事ができる。辛口はサラッとしており、甘口はトロみがある。カツにかけても良いが、私的にはキャベツをソ-スで食べるのが好きだ。
そうこうしているうちにメニューが到着!今日は月曜日なのでロ-スカツとエビフライのランチ。そしてむぎごはんと、とん汁だ。
まずはカツの大きさを見てみよう。約17cmの大きめのカツだ。ランチのとんかつにしては、やや大きめであるが、とんかつ好きにはこれくらいないと納得できないな。
では、早速食してみる。
まずはキャベツから。
なぜキャベツから食べるかというと、キャベツを最初に食べる事によって、血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、太りにくい食べ方になるからだ。
医学博士の満尾正先生によると、食事の時に野菜を先に食べる事によって、血糖値の上昇を緩やかにする効果が確認されるので、太りにくい食べ方になるそうだ。
また順天堂大学大学院教授である白澤卓二教授は、著書・【決定版 食べ合わせの天国と地獄】で、とんかつとキャベツの食べ合わせ効果の良さを推奨している。
どういうことかというと、キャベツに含まれるビタミンUは、胃酸の分泌を抑え、胃粘膜の修復を助ける効果があり、胃潰瘍の修復にも効果が期待できるそうだ。
とんかつの油は胃に負担をかけそうだが、キャベツと食べる事で、これらを緩和することができるという事。
さらに白澤氏によると、キャベツに含まれている硫黄と塩素によって、消化を助ける働きが期待されるほか、豚肉に含まれるビタミンB群とキャベツに含まれるビタミンCの組み合わせで肌ツヤのアップにも効果が期待できるということで、とんかつとキャベツの食べ合わせを良しとしている。
ということで、私的にオススメなのは、まず付け合わせのキャベツを全て完食すること。
それからカツやごはんを食べ始めると良い。
しかしこう言うと、
『おいおい、それじゃキャベツが無くなって、途中で食べる事ができなくなるだろ?途中で野菜も食べたいぞ!』
という意見もあるだろう。
でも大丈夫!
なぜなら、かつ時のランチは、ごはん、みそ汁、キャベツがおかわり自由なのだ!
言い換えれば、食べ放題ということ。
だから最初にまずキャベツの盛り合わせを全て食べ、おかわりを注文、そしてランチを進めるという流れが私のオススメだ。
では、カツを頂くとする。
素人はここでソ-スをドボっとかけて食べるが、まずは塩で食べるのが通。
その理由は、塩で食べる事によって、素材の本当の旨さがわかるからだ。ソ-スをかけて食べればごはんが進むだろう。しかしそれでは素材の味は分からない。素材の味を味わうなら、塩で食べれば味もわかるし、カツを揚げた油の風味すら楽しむ事ができる。
そして次にゆかり。
ゆかりも素材の味を引き立てる調味料で、塩とは違うアクセントを楽しめる。
そしてカラシや七味といった刺激系の薬味もカツの旨さを引き立ててくれる。この辺は好みの問題だが、ソースで食べるならこの後だ。
そしてあなたに1番伝えたいのは、かつ時のかつの旨さだ!
なにがいいかというと、衣の食感とカツの柔らかさだ。
まずカツを口に運び噛むと衣のサクッとした食感がスゴイ。サクサクというか、ザクザクというか、とにかく心地よい噛み応えなのだ。
次に肉の柔らかさだが、前歯で十分にカツを分断できる。奥歯は必要なく、前歯だけで噛み砕くことができる柔らかさだといえば、少しは想像がつくだろうか?
まあ、実際には奥歯でも噛む訳だが、それくらい柔らかい。
このサクサク感と柔らかさはまさに見事という表現である、たぶん、肉の下ごしらえや衣のレシピなどの企業秘密はあるだろうが、とにかく旨い。
そしてエビフライも全長16cmとなかなか大きい。衣もサクサクで中身もプリプリだ。
こちらはとん汁。大きめの具がたくさん入っている。ちなみにとん汁は+100円だが、とん汁を注文すると、おかわりもとん汁OK。つまり食べ放題ということだ。
私の体験では、かつ時のランチのロースカツを食べていると、ごはんと味噌汁(とん汁)は、ほぼ、おかわり状態になる。
ブランチで食べても良い。
これで値段変わらず税抜き980円だから、おかわりすればするほどコストパフォーマンスは上がる。
ということで完食!
いくら食べ放題でも食べ残すのはタブーで、完食するのが大人の食べ方だ。
またいつもではないのだが、会計を済ませるとたまに次回に使える割引ク-ポンをもらえることがある。
これはフェアなどでもらえるワケで、なかなかタイミングが難しいのだが、年末などにもらえることが多いのかもしれない。
あとランチも種類豊富で、名古屋めしの味噌カツランチなどもあるから、いろんなランチに挑戦してみるのもいいだろう。
あなたがもし、とんかつでハズレがない店を探していたら、かつ時はその候補のひとつになるだろう。