全国に御当地ソルトクリ-ムというものがあるが、三重県鳥羽市の鳥羽水族館にかなり変わったソフトクリ-ムがある。
なんと伊勢うどんをソフトクリ-ムにしたという伊勢うどんソフトだ。
その前に普通のうどんと伊勢うどんの違いについて説明しよう!
伊勢うどんは江戸時代から伊勢神宮参拝客に人気のうどん。
普通のうどんとの違いは主に2つあり、ひとつは汁が無くたまり醤油をかけてある点。
もうひとつほとんどコシがないこと。
この2点には理由があるのだが、それは江戸時代の伊勢神宮参拝事情までさかのぼる。
詳しくはこちら⇒ 伊勢うどんについて
そんな伊勢うどんをソフトクリ-ムにしてしまったという、鳥羽水族館に行ってきた!
その伊勢うどんソフトは、鳥羽水族館のレストラン・ベイサイドにあった。
レストランに入ると…
おお!確かにあった!
お値段は¥380也。
そして出てきた伊勢うどんソフト。なぜか一味とうがらしが付いているのは?
そうか、うどんだからだ…
まずはネギ。
何か甘い加工がしてあるのかと思いきや普通のネギだ。
さらにカマボコも見た目はカマボコで、実はクッキーな何かのお菓子か?と期待してたら、思いっきり普通のカマボコ。
普通にうどんに入っているアレだ。
いよいよメインを食べてみる。つまりクリ-ム部分だ。
正直、ココが一番怖かった。
でも食べてみると…以外にイケる!
私の味の感想だが、伊勢うどんソフトは一言でいうと、みたらし団子に味が近い。
クリ-ムが団子部分、タレがたまり醤油といった感じだ。
そういえば、愛知県岡崎市の八丁味噌の郷や名古屋城にも八丁味噌ソフト、もしくは八丁味噌アイスというものがある。
味噌とアイスが合うのか?と疑問だったが、味噌のコクと塩っけみたいなものがクリ-ムにやたら合うのを思い出した。
伊勢うどんソフトもそんなノリだ。正直、美味い!
しかし一つ気を付けたいのがネギだ!
しかしネギの味がこの調和を木端みじんにかき消す役割を担っている。
誤解がないように言っておくが、私はネギ大好きだ。横綱ラーメンに行ったときなどは、気が付いたらネギラ-メンになっているくらいネギが好きなのである。
しかしそんな私的にもこの伊勢うどんソフトのネギはNG!だった。
ネギのおかげで舌が多少麻痺したせいか、一味唐辛子をかけてもあまり感動がなかった。
それだけネギの風味は口の中に広がりやすい。
さらに驚いたのは、カップの一番下から伊勢うどんの麺が出てきたこと!
まあ、伊勢うどんソフトというくらいだから無理はないが、個人的には麺が出てくるとは思ってもみなかったので、これは完全にサプライズだった。
かなり異色を放つ伊勢うどんソフトだが、一食の価値はあると思う。
鳥羽水族館に来た時には、要チェックのスイーツだ!